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導入事例

生活協同組合コープさっぽろ

Google Workspace の導入により実現した北海道の距離を感じさせない円滑なコミュニケーション。

コープさっぽろ理事長 大見 英明さん IT推進室 室長 沖田 秀彰さん
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全道世帯数の約半数 130 万人を会員に持つ生活協同組合。1965 年の創立以来、食料品、生活雑貨の販売や、共済・福祉事業を手がけ、「くらしの安全」と「より豊かなくらし」を追求。その理念に基づき 2004 年に「食の安全委員会」を、2006 年にはメーカーらと協同で、「日本トレーサビリティ協会」を設立。その食の安全・安心に関する取り組みが認められ、2007 年、日本食糧新聞社より「食品安全安心・環境貢献賞」を授与された。

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Google Workspace の導入により実現した北海道の距離を感じさせない円滑なコミュニケーション。

コープさっぽろ理事長 大見 英明さん IT推進室 室長 沖田 秀彰さん

「メールは届いているの?」

添付ファイルの容量を気にしなくてよくなったので、ドキュメントに写真を多用できるようになりました。... 写真を使って明確に伝えることができるので、業務効率が格段にアップしました。

08 年 6 月に日本初となる食品情報の検索機能を搭載した会員向け無料インターネットサービス、「My トドック」をリリースしたコープさっぽろ。Google Workspace for ISPs をプラットフォームとする、このシステムを構築していく中で、コープさっぽろでは、いち早く Google Workspace の有用性を感じ、「My トドック」のリリーススケジュールより早い段階で社内向けのコミュニケーション&コラボレーションツールである Google Workspace の導入を行なっていた。

Google Workspace の導入前に利用していた、某国内大手メーカーが提供するグループウェアでは、メールの容量制限によるトラブルが多発していたという。1 アカウントあたりのメール容量が 100 MB。添付ファイルはわずか 5 MB までという制限があったため、ファイルが重くなるとわざわざ分割しなければ送れない、という煩わしさにはうんざりしていたという。

「設定のせいなのか、イントラでは送信エラーがあってもエラーメールさえ送られないため、送ったつもりが届かない、そのことに自分でも気づかない、というとても困った状況にあったんです」(コープさっぽろ IT推進室 室長 沖田 秀彰さん)。

1 アカウントあたり 25 GB のサーバ容量が割り当てられる Gmail なら、添付ファイルの容量を気にする必要はない。

導入からわずか半年間ということもあり、 Gmail 以外の機能については、検証段階にあるというが、それでも Google Workspace の利便性を十分に感じているという。

「添付ファイルの容量を気にしなくてよくなったので、ドキュメントに写真を多用できるようになりました。例えば店頭装飾の指示など、写真を使って明確に伝えることができるので、業務効率が格段にアップしました」(沖田さん)。

現段階では、本部職員のみが、さまざまな試験運用も兼ねて利用している状況だというが、この利便性の高い様々なアプリケーションを組織全体での共有に向け、随時、店舗や宅配センターへの講習を行なっているという。

コミュニケーションの壁をなくす

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北海道って広いんですよ。...移動コストや CO2 排出も相当なものになってしまうんです。Google Workspace をテレビ会議システムと併せて使うことができれば ... 移動のコストはかなり削減できる

現在はまだ、Google Workspace が持つメール以外の多彩な機能をどう使いこなすかの実験段階にあるというコープさっぽろだが、これまではペーパードキュメントとして管理してきた、社内連絡先リスト、会議室の予約、スケジュールなどの管理については、Googleドキュメントや Google カレンダーでの管理に移行していくことをすでに決めた。

紙主体であったドキュメント管理をデータ化することで、資材コストの削減効果だけでなく、北海道という土地柄、どうしても負担が大きくなる、移動コストの削減へと貢献することに、理事長の大見さんはこの Google Workspace に大きな期待をよせている。

「北海道って広いんですよ。東北 6 県分の広さですから。一番遠い根室の店舗から本部がある札幌までの距離は 500 km。ほぼ東京から京都までの距離に匹敵するので、学習会や会議をするといっても、毎回全員を呼び寄せていたら、移動コストや CO2 排出も相当なものになってしまうんです」(コープさっぽろ 理事長 大見 英明さん)。

この距離というコミュニケーションの壁を打破するために、2 ヶ月前からテレビ会議システムを導入しているというコープさっぽろは、その問題の解消のカギとしても、Google Workspace の機能に可能性も見出している。

「Google Workspace をテレビ会議システムと併せて使うことができれば、本部や店舗にいながら、道内に点在する職員と時間・距離に縛られることなく、かなり濃密なコミュニケーションがとれるので、フェイス to フェイスでなければならない機会をだいぶ減らすことができます。これにより移動のコストはかなり削減できる。つまり、この 2 つを併用することで、私たちが抱える大きな課題である距離のハンディキャップを解消できるんです」(大見さん)。

クラウド・コンピューティングのメリット

Google Workspace の機能を利用すれば、どこにいても、コミュニケーションを取り合い、作業のコラボレーションを行なうことが可能となる。

移動の必要性がなくなれば、移動コストはもちろん、時間的なロスもなくなる。

「 Gmail、Google カレンダー 、Googleドキュメント などの機能を使いこなせば、わざわざどこかにみんなで集まらなくても、各自のアイドルタイムの中で、個人個人が確認や作業を行なえばいい。長時間の移動をしなくても、伝えたいことが 100 % 伝わる、そんな関係が成り立つと思うんです」(大見さん)。

例えば、同じプロジェクトを受け持っている同僚が出張に出てしまった場合、通常ならば連絡を取り合うこともままならなくなり、共同作業は同僚が戻るまでの間ストップすることになってしまう。しかし、 Gmail や Googleトーク、Googleドキュメント などを活用すれば、連絡はもちろん、コラボレート作業を継続することが可能になる。

「特にバイヤーは出張が多いので、本部にいるときを狙って連絡を取り合わないとその後数日間音信不通になってしまう。しかも、その日に出したつもりのメールが容量オーバーで届いていないと、その案件については、そのまま数日寝かされてしまう…なんてことも以前はありました」(沖田さん)。

Google Workspace の機能を利用すれば、どこにいても、コミュニケーションを取り合い、作業のコラボレーションを行なうことが可能となる。連絡不通のストレスから開放されるとともに、作業効率をアップすることができるので、「出張中だから連絡が取れない…、作業が進まない…」と慌てることもなくなりそうだ。

取引先との商談にも利用予定

コープさっぽろでは、Google Workspace 活用の第一歩として、Google トーク の使用を考えているという。

「商品部系の部署では、複数のメンバーとグループチャットができる Googleトーク を使って、取引先とチャットでの商談を試みようと思っています」(大見さん)。

これが実現すれば、職員は、本部にいながら取引先とリアルタイムでコミュニケーションすることも可能となる。

有効だからこそ、みんなで使いたい

現在、コープさっぽろでは、Google Workspace のアカウントを、正規職員である1,600 人に配布しているが、今後は、パート・アルバイトとして業務に従事する約 9,000 人分のアカウントまでも、追加することを検討している。

社内や取引先との密接なコミュニケーションと効率的なコラボレーションを実現できる Google Workspace の、コープさっぽろでの高い評価を受けて、東北のコープ東北サンネット事業連合でも Google Workspace の導入をともに決めている。

これらの事例は、Google Workspace が大規模の組織においても、高いソリューション効果を発揮する、ひとつの証明事例といえるだろう。

※ Google Workspace は、2020年10月6日以前は G Suite として知られていました。